▷ 不動産登記

不動産登記

不動産登記とは?

 不動産登記とは、土地や建物について、「所有者はだれか?」、「担保に入っているか?」などの情報を法務局に備えられている帳簿に登録することで、権利関係を公にしてトラブルを未然に防ぎ、あなたの権利を守る制度です。

 

主にどんな時に不動産登記の手続が必要になる例をあげますと次のとおりです。

  • 相続、贈与により、土地、建物の名義を変えたいとき

土地、建物の所有者が亡くなったときや贈与したときに名義を変える手続をおこないます。戸籍謄本などの証明書の取得や遺産分割協議書・贈与を証する書面の作成もおこないます。相続、贈与があったのに登記手続をしないでいると、余計な手間や費用、当初は関係のなかった人の協力を得る必要が出てくることがありますので、早目の手続をおすすめしています。

 

  • マイホームを新築したとき

マイホームを新築したときは、建物の最初の所有者を法務局へ登録する「所有権保存登記」を行います。また、建物の新築や土地の購入にあわせて住宅ローンを組んだときは、金融機関などの担保をつける手続きを同時に行います。

 

  • 土地、建物を売ったとき、買ったとき

土地、建物を売買した際に名義を新たな買主へと変更する手続をおこないます。

 

  • 住宅ローンの返済が終わって、担保を消したいとき

住宅ローンを返し終わっても、登記簿上の借り入れをした際の抵当権は自動的には消えません。「抵当権抹消登記」をおこなう必要があります。本来、この手続は難しいものではありませんが、放置しておくと余計な手間や費用がかかることがありますので、早めの手続をおすすめしています。

 

  • 所有者の住所や氏名に変更があったとき

引越しをして住所が変わった、結婚、養子縁組をして氏名が変わった場合は、役所への届出と同様に登記についても変更手続が必要です。変更に必要な証明書には保存期間があり、それを過ぎてしまうと余計な手間や費用がかかることがありますので、早めの手続をおすすめしています。